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2019 年度 研究成果報告書

グローバル・サプライチェーンの健全化に関するデータ中心科学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05904
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 社会システム工学・安全システム
研究機関国立情報学研究所

研究代表者

水野 貴之  国立情報学研究所, 情報社会相関研究系, 准教授 (50467057)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワード計算社会科学 / 経済物理学 / 複雑ネットワーク科学 / サプライチェーン / グローバリゼーション / サステナビリティ
研究成果の概要

サプライチェーンを中心に,グローバルな経済ネットワークにおけるヒト・モノ・カネの流れを観測し,気づかぬ間に世界中に点在するコンプライアンスに反する企業や組織等にヒト・モノ・カネが流れ込む経路を遮断するための複雑ネットワーク科学に基づく手法を構築した.具体的には,要注意企業と我々を媒介する企業の抽出,重要な報道記事の自動抽出手法の構築,経済ネットワークを通じた投資家の間接的な影響力の指数化,仮想通貨ネットワークにおける要注意アカウントのネットワーク特性の解明をおこなった.

自由記述の分野

計算社会科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

地域首脳会合G20において,サプライチェーンに起因する環境・人権問題に対してグローバル企業が責任を果たすことが急務(児童労働撤廃)との共同声明が頻繁に出ている.しかし,複雑にグローバル化したサプライチェーンの全貌を把握するのは困難で解決の糸口は見えていない.本研究では,グローバルサプライチェーンの構造を複雑ネットワーク科学の手法を用いて分析し,少数の企業が,問題を持つ企業群と我々とを繋げていることを明らかにした.その少数の企業を制御することで,問題を持つ企業群を封じ込めることができる.

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公開日: 2021-02-19  

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