研究課題/領域番号 |
16H05936
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研究機関 | 東京藝術大学 |
研究代表者 |
藤木 淳 東京藝術大学, 学内共同利用施設等, 研究員 (10457418)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 非現実的映像 / アルゴリズム / フレーム / ピクセル |
研究実績の概要 |
研究計画に基づき、プログラムで①特定色領域の変化量に基づくフレームの再構成することによる非現実的な実写映像が生成されたことを確認した。また、研究の進展により、次年度に着手予定であった②ピクセル単位色変化量に基づく繰り返し再生時間の変更するこのよる非現実的な実写映像が生成されたことを確認した。具体的には、①において、特定色領域の面積変化量が0となるフレームを抽出することで、人物がジャンプしているシーンのフィルムをカット編集し、人物が頂点にいるフレームのみを結合することで、宙に浮いているようなシーンを作りだすような、従来非現実的表現が生成できたことを確認した。また、輝度変化の移動方向に基づき再生速度の変更することで、動作が誇張されたり、物理法則に反した動きが生成されたりしたことを確認した。②において、色変化が生じたピクセルがその時点のフレーム位置を保持し、保持したフレーム位置から一定周期繰り返し再生することにより、離れた空間を行き来する表現や1人のコピーが複数登場する表現が生成可能となったことを確認した。さらに、ピクセル毎に時間速度を変更することにより、移動体の形状が変形するような新規的表現が創発可能となったことを確認した。本研究成果を、2016年10月20日(木) から 10月26日(水)に掛けて東京藝術大学芸術情報センターにおいて、また、2016年11月8日(火) から 11月12日(土)に掛けてart space kimura ASK?において、2017年1月19日(木) から 1月24日(火)に掛けて、3331 Arts Chiyodaにおいて展示発表を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
進捗は良好である。研究の進展により、次年度に着手予定であったフェーズを着手可能となった。
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今後の研究の推進方策 |
前年度の進捗は良好であったため、今後も同様のペースで進行する。
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