研究課題
若手研究(A)
本研究は、パロディ目的での著作物の利用について、著作権法上どのように扱われるべきか、という問題について取り組んだものである。欧州でのパロディだけを目的とした権利制限と、アメリカでのパロディ以外も含む広い権利制限がある中で、日本の著作権法においてどのような権利制限を設けるべきか、その趣旨や方法について検討し、抽象的ではあるが、いくつかの立法論上のオプションを提示することができた。
知的財産法(新領域法学)
本研究の成果としては、学術的には、従来のパロディをめぐる著作権法の議論に対して、近時の欧米での議論を中心に新たな知見を追加できたことが挙げられる。また社会的には、数年前に立法過程において頓挫したパロディ目的の利用に関する権利制限規定について、今後新たに検討する際の指針となり得る提案を提供できたことが挙げられる。