現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
Si基板上で基板表面を覆いつくす大面積のGaAs/AlGaOxコア-シェルナノワイヤ群を形成することに成功し、それらからの室温での良好な白色発光を観測した。この結果はAdvanced Optical Materials誌のFrontispieceとして採用されるなど、確かな雑誌報告とその中でもハイライトされる評価を得ることができた。[ F. Ishikawa*, P. Corfdir, U. Jahn, O. Brandt, Advanced Optical Materials, 4, 2017, 2016. , Also highlighted as Frontispiece. ] さらに、表面積の大きなGaAsナノワイヤのデバイス応用に対して不可欠となる表面不活性化(パッシベーション)についてもGaAsに窒素を導入したGaAsN混晶を用いることで成功した。デバイス応用に不可欠なこの窒素による表面パッシベーションにより、世界で初めてGaAsNナノワイヤからのレーザー発振観測に成功した。同結果は、スウェーデン・リンンショピングループとの共同研究成果としてNano Letters誌に掲載された。[Shula Chen, Mattias Jansson, Jan E. Stehr, Yuqing Huang, Fumitaro Ishikawa, Weimin M. Chen, Irina A. Buyanova, Nano Letters, 17, 1775, 2017. ]
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