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2019 年度 研究成果報告書

破壊計測用マイクロ流路による液中反応X線レーザーイメージング

研究課題

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研究課題/領域番号 16H05989
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 量子ビーム科学
研究機関東京大学 (2018-2019)
北海道大学 (2016-2017)

研究代表者

木村 隆志  東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (50531472)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
キーワードX線光学 / X線自由電子レーザー / マイクロ流路 / コヒーレント回折イメージング / X線ミラー
研究成果の概要

本研究では、溶液中ナノ試料を高分解能に観察することを目標に、X線自由電子レーザー(X-ray free-electron laser : XFEL)を利用したコヒーレント回折イメージング法と、マイクロ流体デバイスによる液中反応制御技術を組み合わせた新たな顕微法を開発することを目指した。本顕微法開発のために必要なXFEL用マイクロ流体デバイスを作製し、その高度化に取り組むとともに、兵庫県播磨のXFEL施設SACLAを利用した溶液中試料のイメージング実験を行った。フェムト秒XFELのシングルパルス計測により、ナノ粒子構造の10 nm弱分解能でのイメージングに成功した。

自由記述の分野

X線光学

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の顕微イメージング技術によりナノサイズ試料を液中観察する際には、様々な困難が存在する。例えば一般的に、光学顕微鏡では可視光を利用しているために波長による分解能の制限があり、電子顕微鏡では乾燥や染色といった前処理の必要性や電子線による試料の損傷が伴う。X線自由電子レーザーとマイクロ流体デバイスを組み合わせるイメージングの可能性を開拓する本研究成果により、こうした従来手法による問題点を克服した新たな液中試料観察ツールを提供可能になり、化学や生物学や様々な領域においてこれまでにない新たな知見を得る端緒になる。

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公開日: 2021-02-19  

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