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2018 年度 研究成果報告書

原生代-顕生代境界における微生物炭酸塩転換イベントの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06022
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 層位・古生物学
研究機関広島大学

研究代表者

白石 史人  広島大学, 理学研究科, 助教 (30626908)

研究協力者 大西 咲  
森川 朝世  
尾森 武尊  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワード実験古生物学
研究成果の概要

原生代末期~顕生代初期に起きた微生物炭酸塩転換イベントの原因を解明するため,シアノバクテリア石灰化に関して天然試料の検討および室内実験を行った.天然試料の検討結果から,微生物炭酸塩の組織に差異を生む根本原因がシアノバクテリア細胞外高分子の酸性度であるであることが示唆された.室内実験の結果もこの結論を支持しており,原生代―顕生代境界での微生物炭酸塩転換イベントの原因はシアノバクテリア群集組成の変化である可能性が高い.

自由記述の分野

地質学,層位・古生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

微生物炭酸塩の組織は原生代―顕生代境界(約5.4億年前)で突如変化することが知られている.本研究では,現世の微生物炭酸塩の研究に基づき,組織の差異が細胞外高分子特性の異なるシアノバクテリア群集によって生じていることを解明した.原生代―顕生代境界でシアノバクテリアの群集組成が大きく変化するイベントがあった可能性があり,カンブリア爆発やそれに先行するエディアカラ動物群の絶滅について,新たな知見が得られるものと期待される.

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公開日: 2020-03-30  

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