• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 研究成果報告書

分子温度計の機能拡張と多細胞社会の温度マッピング

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 16H06044
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 分析化学
研究機関早稲田大学

研究代表者

新井 敏  早稲田大学, 理工学術院, 次席研究員(研究院講師) (70454056)

研究協力者 A*STAR  
リューベック大学  
南洋理工大学  
大阪大学  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
キーワードバイオイメージング / 蛍光温度センサー / ATP / 細胞熱産生 / 褐色脂肪細胞
研究成果の概要

今までの温度に関わる生物学研究は、マクロな温度変化である体温を扱うことに限定されていた。本研究課題では、ミクロな細胞世界で起きる熱産生が、どのように多細胞組織に伝播していくのか、そのダイナミクスに着目して研究を行った。具体的には、開発した高機能性の蛍光温度センサーを用いた生体組織の高解像度温度マップの取得、及び、細胞レベルで起きる熱産生のシグナル伝達経路の丸ごと可視化に成功した。

自由記述の分野

化学と生物の融合研究。合成化学や遺伝子工学を駆使し、生物学・医学分野へ貢献する材料の創出。

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞の中に、均一ではない温度分布が存在できるか否か、現在、学術界において論争になっている。本研究課題で開発した一連の温度イメージング技術は、生物学的な視点で、この論争に終止符を打つ、非常に強力なツールとなり得ることから、基礎的な温度生物学研究の発展に大きく貢献するものである。また、細胞の中のエネルギーバランスに関わるATPや熱の可視化技術は、創薬・食品栄養分野等に広く貢献するものと期待できる。

URL: 

公開日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi