研究成果の概要 |
法医解剖前に死後MRIを撮影し、頭部・頸部・胸部を中心として, 複数のシークエンスを撮像し、死後CT所見及び解剖所見と対比を行った。その結果、死後MRIでは総じて脳・頸髄・肺動脈・心臓といった領域において、これまで死後CTでは指摘困難と考えられてきた病変/損傷を拾い上げることができた。特にこれまでに検討されて来なかった、 3D系、グラディエントエコー系のシークエンスにより診断可能な領域が広がることが確認された。今後さらに検討・報告を行い, 死後MRIを加えた死後画像診断を応用した死因究明の改善を目指していく予定である。
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