研究実績の概要 |
生命科学連携推進協議会(以下、協議会)は4つのプラットフォーム(以下、PF)代表及び幹事らによって総括班を構成(計17名)、支援機能を横断した研究者間の連携、異分野融合や人材育成を一体的に推進し、我が国の学術研究の更なる発展を目的として活動した。 令和3年度は、2年ぶりに成果シンポジウムを開催した。コロナ禍により初のオンライン開催となったが、幅広い分野から400名を超える参加があった。本事業の支援を受けた研究者による最先端の成果が発表されるとともに、参加者を交えた活発な意見交換が行われた。当日の動画はアーカイブとして特設サイトにも掲載した。 総括班会議を2回開催し、コロナ禍での各PFの活動内容を検証するとともに、取組実施状況報告留意事項への対応を協議した。また次期支援事業に向けて組織構成や活動内容についても意見交換した。 アウトリーチ活動としては、「社会との接点活動」班による市民公開シンポジウムをオンラインで開催した。高校生をはじめ幅広い年齢層から約300名の参加があり、市民の方々とともに、基礎研究、医療、社会の連関についてあらためて考える機会となった。 広報活動では、協議会パンフレットの発行(約3,000部配布およびウェブパンフレットの掲載)、学会展示会へのブース出展、学会ホームページへのバナー掲載など、適宜デジタルコンテンツを活用し、事業内容の周知を図った。またイベント等の開催時には随時アンケートを実施し、支援対象者のニーズ把握に努め、支援現場にフィードバックした。 新しい試みとしては、4PFから特に効果的に支援を活用した研究者をピックアップし、インタビューを行った。自身の研究内容と支援とのかかわりについて語ってもらい、写真やグラフィックも交え分かりやすい形で記事と動画にまとめた。研究者のみならず、一般市民に対しても親しみやすいコンテンツとして広く活動を周知することができた。
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