生命科学連携推進協議会

2021 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 16H06297
• 研究種目: 新学術領域研究（研究領域提案型）『学術研究支援基盤形成』
• 配分区分: 補助金
• 研究機関: 東京大学
• 研究代表者: 井上 純一郎 東京大学, 医科学研究所, 特任研究員 (70176428)
• 研究支援代表者: 今井 浩三 東京大学, 医科学研究所, 客員教授 (60117603) ; 小原 雄治 国立遺伝学研究所, 先端ゲノミクス推進センター, 特任教授 (70135292) ; 狩野 方伸 生理学研究所, 研究連携センター, 客員教授 (40185963) ; 井本 敬二 生理学研究所, 所長 (00176512) ; 山本 正幸 基礎生物学研究所, 所長 (40114706) ; 村上 善則 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30182108) ; 鍋倉 淳一 生理学研究所, 所長 (50237583) ; 阿形 清和 基礎生物学研究所, 所長 (70167831) ; 山梨 裕司 東京大学, 医科学研究所, 所長 (40202387) ; 上野 直人 基礎生物学研究所, 形態形成研究部門, 教授 (40221105) ; 武川 睦寛 東京大学, 医科学研究所, 教授 (30322332) ; 中村 卓郎 公益財団法人がん研究会, がん研究所, 副所長 (00180373) ; 高田 昌彦 京都大学, 霊長類研究所, 教授 (00236233) ; 田中 英夫 愛知県がんセンター(研究所), 疫学・予防部, 部長 (60470168) ; 若井 建志 名古屋大学, 大学院医学系研究科, 教授 (50270989) ; 村山 繁雄 大阪大学, 大学院連合小児発達学研究科, 特任教授(常勤) (50183653) ; 加藤 和人 大阪大学, 大学院医学系研究科, 教授 (10202011)
• 研究支援協力者: 桂 勲 ; 花岡 文雄 ; 黒川 顕 ; 菅野 純夫
• 研究期間 (年度): 2016 – 2021
• キーワード: 生命科学連携推進協議会 / コホート・生体試料支援プラットフォーム / 先端バイオイメージング支援プラットフォーム / 先端モデル動物支援プラットフォーム / 先進ゲノム研究推進プラットフォーム

研究成果の概要

生命科学分野を中心とした学術研究支援基盤として、生命科学連携推進協議会(以下、協議会)は、全国の生命科学研究に関する科研費の研究課題に対し、技術支援・リソース支援・技術相談等を通して、問題解決への先進的な手法を提供した。同時に支援機能を横断した研究者間の連携、異分野融合や人材育成を一体的に推進し、我が国の学術研究の更なる発展に貢献した。本協議会は、4つのプラットフォームで展開される80を超える支援機能を有する全国の研究機関が密に連携できるよう、総括班としての機能を担った。それぞれの独自性と独立性を保ちながら、最先端の支援体制を構築した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の生命科学研究においては、急速な技術革新や機器の高度化・大規模化が進んでおり、個々の研究者では対応が困難な状況になりつつある。協議会ではこうした状況を打開すべく、科研費で実施される研究課題に対し、技術・リソースの整備、提供を通じた先進的かつ効率的な研究支援活動を推進した。さらに研究者間ネットワークの構築、異分野融合や若手育成を一体的に進めた。「社会との接点活動班」では、生命科学研究に関する倫理的観点からELSI(倫理的・法的・社会的課題)に関する相談、講習、情報発信を行った。またアウトリーチ活動として、市民公開シンポジウムを毎年開催し、研究者と一般市民との交流を促進する役割を果たした。

自由記述の分野

分子生物学・分子腫瘍学