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2020 年度 研究成果報告書

広範囲な生体内部位にウイルス並に感染する汎用型ネオ・バイオナノカプセルの創製

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06314
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関大阪大学

研究代表者

黒田 俊一  大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (60263406)

研究分担者 立松 健司  大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (00322743)
曽宮 正晴  大阪大学, 産業科学研究所, 助教 (50788974)
研究期間 (年度) 2016-05-31 – 2021-03-31
キーワードナノメディシン / ウイルス / 全自動1細胞解析単離装置 / 能動的標的能 / ステルス能 / 細胞内侵入能 / ナノレベル精密整列化
研究成果の概要

天然のDDS(薬物送達)ナノキャリアであるウイルスが進化の過程で獲得した(1)免疫系による排除機能から逃げる強力なステルス能、(2)目的臓器・細胞への高い能動的標的化能、(3)目的細胞内への効率的な侵入能、(4)薬剤が薬効を発揮するための細胞質内移行能などを担う機能ドメインを同定し、これらの能力を併せ持つ「薬剤の生体内時空間的制御を精密に行うDDSナノキャリア」の開発を行った。また、標的化分子の効率的選抜法、キャリア表面への精密提示法などの関連技術の開発も行った。

自由記述の分野

細胞生物工学 薬物送達学 ウイルス学 ナノバイオテクノロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

薬剤の副作用を極力抑えつつ最大の治療効果を示すために、生体内で薬剤の時空間的制御を行うDDSナノキャリアが多数開発されているが、(1)ヒト免疫系による排除を回避して、(2)目的臓器や細胞に効率よく到達し、(3)目的細胞内に効率的に侵入して、(4)薬効発揮の場である細胞質内に薬剤を移行させる全ての能力を併せ持つものはない。本研究成果は、ウイルスの解析を通して、全ての能力を有するDDSナノキャリアを初めて開発した点に学術的意義がある。また、本技術が実用化されれば、医療経済の改善にも大きく役立つ。

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公開日: 2022-01-27  

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