研究課題/領域番号 |
16H06316
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
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研究機関 | 神戸大学 (2019-2021) 国立研究開発法人理化学研究所 (2016-2018) |
研究代表者 |
内匠 透 神戸大学, 医学研究科, 教授 (00222092)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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キーワード | 自閉症 / コピー数多型 / 細胞モデル / 一細胞RNAseq / 社会性行動 / 神経ネットワーク / 脳腸連関 |
研究成果の概要 |
自閉症は社会性の障害に代表される発達障害である。遺伝的寄与が高いが環境要因の関与も否定できない多因子複合性の疾患で、その病態解明は未だ断片的である。本研究では、細胞・シナプス(自閉症細胞モデルの開発)、回路・行動(社会性行動異常の神経回路の解明)、さらには環境要因(脳腸連関による脳発達障害)レベルで、それぞれの最先端技術を導入した方法論を取り入れ多面的に解析を行うことにより、自閉症病態の一端を明らかにした。
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自由記述の分野 |
基盤・社会脳科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自閉症は発症率増加の一途をたどり最近では発症率が2%を超えごく普通に見られる発達障害であり、少子化に苦しむ我が国にとって、その対策は喫緊の課題である。自閉症の研究はこれまで障がい児教育の心理学的研究など、主に教育学的研究が中心であったが、本研究成果により得られた自閉症病態の生物学的理解は、患児との共生社会を形成する上で知見を与えるだけなく物質的根拠に基づいた将来の新規診断・治療法の開発の基盤となる。
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