研究課題/領域番号 |
16H06341
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
茂山 俊和 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (70211951)
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研究分担者 |
土居 守 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (00242090)
関口 雄一郎 東邦大学, 理学部, 准教授 (50531779)
カンノン キップ 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (50777886)
伊藤 洋介 大阪市立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (60443983)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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キーワード | 中性子星合体 / 突発天体探索 / 重力波 |
研究実績の概要 |
重力波望遠鏡KAGRA、LIGO、VIRGOが令和5年から計画しているO4観測に向けて、Tomo-e Gozenの突発天体検出システムのデータベースの最適化と、解析パイプラインのアルゴリズムの改良により処理の高速化を実施した。また、リファレンス画像データの改善と畳み込みニューラルネットワーク機械学習モデルの改良により天体候補の真偽識別の精度向上を実現した。また、Tomo-e Gozenの膨大な画像データおよび突発現象候補データを国内外のマルチメッセンジャー観測施設と迅速に共有するために、東京大学本郷キャンパスにデータサーバ兼ウェブサーバシステムを構築し、木曽観測所と東京大学本郷キャンパスを高速ネットワークで接続した。これらの準備を進めたことによりO4観測期の初頭から円滑で確実な科学成果が期待される(土居守)。 KAGRAデータ解析についての研究では、ノイズとの相関解析について、非ガウスノイズを重力波チャンネル時系列データから分離できる独立成分分析という手法を研究し、実データに適用した。LIGO/Virgoグループのおこなっていない非線形相関しているノイズの除去に向けてもすでに定式化をほぼ完成し、ドイツのGEO600重力波望遠鏡との同時観測して得られたO3GKデータを用いて研究をおこなっている(伊藤洋介)。 中性子星合体の理論モデルの研究では、Tomo-eの高速探査によって、より早期の可視光観測でどのような情報をもたらすか理論的予測(茂山俊和)を行うとともに、ジェット噴出機構を解明するために合体現象をより長く追跡できるシミュレーション手法を開発した(関口雄一郎)。
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現在までの達成度 (段落) |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和2年度が最終年度であるため、記入しない。
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