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2020 年度 研究成果報告書

X線突発天体の監視による重力波源の同定とブラックホール形成メカニズムの研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06342
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
研究機関金沢大学

研究代表者

米徳 大輔  金沢大学, 数物科学系, 教授 (40345608)

研究分担者 久徳 浩太郎  京都大学, 理学研究科, 准教授 (30757125)
研究期間 (年度) 2016-05-31 – 2021-03-31
キーワード宇宙物理学(実験) / 重力波 / X線 / 人工衛星 / ブラックホール
研究成果の概要

重力波と同期したショートガンマ線バーストや突発的なX線放射を観測するための広視野X線撮像検出器とそれを搭載するための超小型衛星(金沢大学衛星)の開発を行った。金沢大学衛星はJAXAの革新的衛星技術実証プログラム3号機に選定され、2022年度に打ち上げられる予定である。また、衛星運用で用いるSバンドおよびUHFバンドの地上アンテナ設備を構築した。
一般相対性理論を組み込んだ数値シミュレーションによる重力波源の理論的な研究では、連星中性子星等の衝突・合体現象における物質の放出量や、アクチノイド属に達するような非常に重たい元素の生成可能性について多くの知見を獲得した。

自由記述の分野

数物系科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

重力波天文学はこれから急速に発展する分野であり、天文学・宇宙物理学における最重要課題のひとつである。電磁波対応天体も含めて重力波源を包括的に理解することで、ブラックホールが誕生する瞬間に、その中心部および周辺環境で生じる物理現象を理解できるようになる。特に電磁波対応天体の発見において広視野のX線・ガンマ線観測は非常に期待されており、重力波天文学の発展において中核的な役割を担う観測体制を構築することから意義の高い研究である。本研究では、迅速に開発できる超小型衛星を利用することで、重力波天文学の黎明期にタイムリーに新しい人工衛星ミッションを実現できるようになる。

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公開日: 2022-01-27  

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