研究課題/領域番号 |
16H06346
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研究種目 |
基盤研究(S)
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配分区分 | 補助金 |
研究分野 |
物性Ⅱ
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
加藤 礼三 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 主任研究員 (80169531)
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研究分担者 |
田嶋 尚也 東邦大学, 理学部, 教授 (40316930)
山本 浩史 分子科学研究所, 協奏分子システム研究センター, 教授 (30306534)
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研究期間 (年度) |
2016-05-31 – 2021-03-31
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キーワード | 分子性固体・有機導体 / 強相関電子系 / 超伝導 / 分子デバイス / 量子スピン液体 / ディラック電子系 / 単一成分分子性導体 / 含金属有機導体 |
研究成果の概要 |
多様な自由度が拮抗する強相関電子系では、電子は、固相のような長距離秩序も気相のような完全な一様性も持たない特殊な秩序状態である「量子液体」相を形成する。本研究は、分子性強相関π電子系における3つのタイプの量子液体相、1) 量子スピン液体、2) 多層ディラック電子系、3) 電場誘起モット転移近傍の非フェルミ液体について、その探索と理解を進展させた。
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自由記述の分野 |
数物系科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強相関電子系の基礎学理を明確にし、さらに宇宙・素粒子物理学等、広い学問領域への波及効果が期待される。一方、二層グラフェンを用いた新たな電界効果デバイスの動作性能予測やハバード模型を模した量子シミュレーターの現実解提供等、関連する分子エレクトロニクスや量子情報デバイスの開発に向けても十分波及効果のある成果である。
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