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2020 年度 研究成果報告書

マスト細胞活性化症候群を基盤とする難治性炎症性病態の比較動物学的再定義

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06383
研究種目

基盤研究(S)

配分区分補助金
研究分野 獣医学
研究機関東京農工大学

研究代表者

松田 浩珍  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 特任教授 (80145820)

研究分担者 野村 義宏  東京農工大学, 農学部, 教授 (10228372)
吉川 欣亮  公益財団法人東京都医学総合研究所, ゲノム医科学研究分野, プロジェクトリーダー (20280787)
好田 正  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (20302911)
折戸 謙介  麻布大学, 獣医学部, 教授 (70333143)
松田 研史郎  筑波大学, 革新的創薬開発研究センター, 研究員 (70642619)
田中 あかね  東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (80418673)
研究期間 (年度) 2016-05-31 – 2021-03-31
キーワード獣医学 / トランスレーショナルリサーチ / アレルギー / 疾病制御 / マスト細胞
研究成果の概要

難治性炎症性病態をマスト細胞活性化症候群(MCAS)の観点から再評価を試み、酸素誘導性、病原体誘導性、及び続発性障害の三つが存在することを世界に先駆け明らかにした。即ち、各種動物及び疾患モデルを駆使して、未熟児網膜症、酸素誘導性アナフィラキシー、ウマ蕁麻疹や細菌性ショック、アトピー性皮膚炎などの分子病態解析及びそれに連動する発症機構を解明するとともに、各種病因及び病勢評価パラメータの同定に成功した。

自由記述の分野

免疫学・獣医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

各種疾患モデルを駆使して、MCASの病態発現機構の再定義に成功した。特に有効な新たな診断パラメータを同定し、その定量法を確立できたことは、これまでの難治性炎症性疾患の治療方針を大きく変化させる可能性がある。即ち、基礎治療と並行し、疾病特異的なMCAS誘発物質を定量することによって、病態修飾作用を制御でき、難治性炎症性疾患治療に新しい道を切り開くことが可能となる。この意味で、学術的意義のみならず、社会的意義は大きい。

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公開日: 2022-01-27  

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