研究成果の概要 |
アルツハイマー病(AD)において, 脳内タウ蓄積は認知機能と相関し, 認知症の病期を定義する日常生活動作 (ADL)とも相関すると考えられる. 本研究ではタウPETトレーサーとして開発された[18F]THK-5351を用い, AD患者, 軽度認知障害患者におけるトレーサー集積とADLとの関連を経時的に検討する予定であった. ベースライン時ADLスコアはTHK-5351集積値と相関したが, 同時期に実施された病理-画像相関研究により, THK-5351はタウだけでなくMonoamine Oxidase Bへ結合することが明らかになり, 予定されていたフォローアップスタディは中止となった.
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