研究課題
研究活動スタート支援
本研究は,未来結果の熟慮の機能を明らかにし,それを高めるための教育現場での介入方法を検討するため,3つの研究を行った。研究1では,高校生と大学生を対象として,未来結果の熟慮尺度を日本語に翻訳し,信頼性と妥当性の検証を行った。研究2では,未来結果の熟慮が良好な大学生活を予測することを縦断調査によって明らかにした。研究3では,未来結果の熟慮の基盤となる「未来の自分と現在の自分のつながり」を構築するための教育的介入を行った。未来の自分の立場から現在の自分に手紙を送ることに効果があることが実証された。
教育心理学