ヒト神経管閉鎖不全症(NTD)の未解明の基礎的研究を完成し、生物学的マーカーを模索し、早期胎内診断を確立することを目的とした。本研究遂行にあたり準備すべきことが多岐にわたり、平成28年度まではまだ本格的に研究が開始できていなかったが、平成29年度において体制を整え、日本で使用できる羊水幹細胞培養専用の培地として、Amniomax II培地の条件を整えた。本研究計画については、海外の学会でも報告したが十分新規性もあり、将来のエピジェネティック機序による胎内薬物治療を展開することが大いに期待できると思われる。
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