• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

薬草の栽培利用を活用したまちづくりの認知症予防効果に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H06768
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

森田 彩子  東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 助教 (30595038)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード自覚的記憶障害 / MCI
研究実績の概要

医療過疎化・少子高齢化が進行する農村部を中心に全国各地で普及振興している薬用植物の栽培加工利用は、日常的に五感を刺激する他、身体活動、緑黄色野菜の摂取、互恵的地域コミュニティの醸成を促すことが示唆されており、認知症を予防する可能性がある。
今年度本研究では、地域住民に薬用植物の栽培加工利用を促進している農村地域の自治体と協働し、65歳以上の高齢国保住民全員に健康推進員を通じて自記式郵送式質問紙を配布した。質問紙では、自宅及び地域協働による薬用植物の栽培加工利用状況、日常生活における主観的物忘れの訴えのほか、年齢や性別、教育歴等の基本特性、身体活動や食習慣、地域住民との交流や帰属意識を測定した。
合計1722票の有効回答票と1039件の認知機能検査結果が得られた。質問紙及び認知機能検査双方に参加したものは481名であった。施設入居者及び認知症患者を除外して解析した結果、日常的な物忘れ及び軽度認知障害の疑い者が、高年齢層(後期高齢者vs前期高齢者)と低教育歴層(12年未満vs12年以上)において多く観察された。薬用植物の栽培加工利用状況については、自宅にて個人で行っている人が56.5%、グループで行っているものが3%であった。
年齢や性別、教育歴を調整し、自宅及び地域協働による薬用植物の栽培加工利用状況と自覚的な記憶障害の訴え及び客観的な認知機能障害との関連性を検証したが、統計的に有意な関連性は見られなかった。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] 日本語版Quick Mild Cognitive Instrumentの作成と住民健診での施行可能性の検証2018

    • 著者名/発表者名
      森田彩子、葛西真理、千田佳子、加藤ゆり子、内柴佑基、高田純子、山本真澄、熊居慶一、中村馨、目黒謙一、青沼孝徳、藤原武男
    • 学会等名
      日本疫学会
  • [学会発表] 日常的なもの忘れの予防につながる習慣は何か?~涌谷町 中高年の健康と生活実態調査から見えたこと~2018

    • 著者名/発表者名
      森田彩子
    • 学会等名
      健康推進定例会
  • [学会発表] 家庭の経済状況別にみた別居祖父母による放課後保育と小児肥満とやせの関連2017

    • 著者名/発表者名
      森田彩子、越智真奈美、伊角彩、加藤承彦、藤原武男
    • 学会等名
      日本公衆衛生学会

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi