研究課題
研究活動スタート支援
成長期における咀嚼を介した顎関節領域への刺激低下は、形態異常、筋力低下、不安定性および過剰な負荷等が原因となる変形性顎関節症(顎関節OA)の発症および進行との関与が注目されている。本研究において、5週齢から9週齢まで粉末飼料で飼育したラットに下顎を偏位させて実験を行った。トルイジンブルー染色の結果から対照群と比較して、偏位群の下顎頭外側部は表層軟骨の増加の傾向が認められた。また抗ルブリシン抗体による免疫組織化学染色の結果からも下顎頭外側部軟骨層においてルブリシン陽性部位の増加傾向を示した。
歯科矯正学