超音波パルスドップラー法を応用し船舶海洋工学分野における新たな気泡挙動モニタリング手法を提供するための研究を行った。まず、広帯域計測を実現するためのトランスデューサ開発を行い、さらに、計測利便性を向上するための特殊な機構を考案し、その利用が実用上影響がないことを示した。また、最新の技術を用いて遅延のないリアルタイム計測が出来る計測システムを構築した。信号処理手法についても再検討を行い、オイラー的手法に加えてラグランジュ的手法を提案し、その性能評価および計測領域等についても検討を行った。これらを組み合わせたシステムで実船環境を踏まえた適用性の検討を行い、本来の目的に対して妥当な結果を得た。
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