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2017 年度 実績報告書

webメールを用いた恋人間暴力の予防的介入プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 16H06809
研究機関弘前大学

研究代表者

古村 健太郎  弘前大学, 人文社会科学部, 講師 (40781662)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード恋人間暴力 / 恋愛関係 / 夫婦関係
研究実績の概要

本研究の目的は,webメールを用いた恋人間暴力の予防的介入を開発することであった。
平成29年度は,予防的介入を実施するために重視すべき要因の検討を中心に研究を行った。具体的には,以下の2つの研究を実施した。第1に,20歳から35歳の恋人がいる人を対象とした調査を実施し,恋人からのネガティブな行為に直面した際の行動計画が恋人からの暴力加害・被害に与える影響を検討した。その結果,恋人からネガティブな行為をされた場合にネガティブなフィードバックを与えることが暴力被害の少なさと関連することが示唆された。第2に,対象を恋愛関係から広げ,夫婦関係を対象にした縦断的研究を実施した。その結果,別れを避けようとする回避コミットメントの強さが,配偶者からの心理的暴力加害を引き起こし,結果として心理的暴力被害の高さと結びつくことが示唆された。また,回避コミットメントの強さが,配偶者への暴力加害を引き起こし,配偶者の被害の高さに結びつくことも示唆された。
また,予防的介入を実施する際に有効な手立てや,高校生・高校教諭・社会人などのニーズおよび恋人間暴力についての知識や考えを検討するため,首都圏の高校や首都圏および青森県のNPOで聞き取り調査を行うとともに,DV予防啓発のために心理学講習会を実施した。
以上の調査を踏まえ,webメールを用いた恋人間暴力の予防的介入を計画し,予備調査と位置づけて少人数の大学生に対して実験を実施するとともに,実験へのフィードバックを得た。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] DVをどう防ぐことができるか-リスク因子の解明と変容に向けて2017

    • 著者名/発表者名
      相馬敏彦・杉山詔二・伊藤言・古村健太郎・西田公昭・島田貴仁
    • 学会等名
      日本心理学会第81回大会
  • [学会発表] 夫婦関係と適応(1)―愛着不安と自己愛が被受容感を媒介して抑うつ傾向ならびに攻撃性に及ぼす影響―2017

    • 著者名/発表者名
      金政祐司・浅野良輔・古村健太郎
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミックス学会第64回大会
  • [学会発表] 夫婦関係と適応 (2)―共有された関係効力性が主観的・心理的幸福感に与える影響―2017

    • 著者名/発表者名
      浅野良輔・古村健太郎・金政祐司
    • 学会等名
      日本社会心理学会第58回大会
  • [学会発表] 夫婦関係と適応(3)―接近・回避コミットメントと心理的暴力の被害経験―2017

    • 著者名/発表者名
      古村健太郎・金政祐司・浅野良輔
    • 学会等名
      日本社会心理学会第58回大会
  • [学会発表] 接近・回避コミットメントの特異項目機能および関係継続に対する予測力の検討2017

    • 著者名/発表者名
      古村健太郎
    • 学会等名
      日本教育心理学会第59回大会

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公開日: 2018-12-17  

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