研究課題
本研究では,麻酔動物を用いた以下の電気生理学的実験を進めた.嚥下運動誘発のために上喉頭神経ならびに皮質嚥下関連刺激を行い,その際に三叉神経核ニューロンの活動が変調するか否かを記録した.また,筋活動の興奮性を評価する目的で下歯槽神経刺激によって得られた開口反射の振幅の変化を記録した.その結果,いずれの嚥下誘発刺激によっても神経活動や開口反射は抑制され,その抑制は刺激後も継続した.三叉神経ニューロンの記録部位は,三叉神経運動核周囲に及んでいたが,局在を明らかにするところまでは至らなかった.さらに視床ニューロン活動が嚥下誘発刺激によっていかなる変調を受けるかの実験を開始したものの,これまでに変調を受けるニューロンは見つかっていない.
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol in press
巻: in press ページ: in press
10.1152/ajpgi.00299.2016