人権の観点からも、精神疾患をもち、医療や社会的支援を必要とする人々に、エビデンスに基づいたサービスを持続的に提供できるシステムを構築することが重要である。本研究では、学術論文によるエビデンス、国連決議による国際的な意思決定の状況に加えをまとめた。更には内外のグッド・プラクティスを集め、国際社会が求めている情報を学術的に提供するため、国際的に災害が多発するフィジーの関係者や専門家への聞き取りを行った。また、神戸市役所と共同で1995年の阪神淡路大震災時の障害者のアクセシビリティに関する過去の記録を調べ、関係者へのインタビューを行い、分析をした。更には、障害者の死亡率などについても検討を行った。
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