助産所熟練助産師の安全な胎児娩出法を詳細に分析することを目的とし、同意の得られた熟練助産師8名を対象として、分娩第2期の安全な胎児娩出法に対する基本的な考え方を半構造的面接、手技の実際をファントム使用での動画撮影、ICレコーダーで録音した。分析方法は、研究協力者である複数の熟練助産師のスーパーバイズを得ながら分娩第2期の各過程を分析した。 結論として、助産所熟練助産師の安全な胎児娩出法は、介助者の力を加える方が、児にストレスを与えるという考えのもと、児頭には軽く触れる程度で、陣痛によってゆっくりと骨盤誘導線に沿って娩出する方法であった。
|