研究課題/領域番号 |
16H06842
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
杉浦 聡志 岐阜大学, 工学部, 助教 (30648051)
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研究期間 (年度) |
2016-08-26 – 2018-03-31
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キーワード | 土木計画学 / 道路ネットワーク / 道路統廃合 / ネットワークデザイン問題 |
研究実績の概要 |
研究初年度である平成28年度は以下の研究を実施した. 1.既往の道路機能評価方法の整理 幹線道路の機能について,拡張費用便益分析で採用されている便益の事例を収集し,整理した.具体的には拡張費用便益分析で採用されている便益のうち,自動車の通行機能に着目して道路の統廃合で考慮する必要がある項目を抽出した. また,生活道路については道路統廃合を実施した道路管理者2者にヒアリングし,統廃合が可能だと判断した条件を調査した.これまでに道路統廃合を実施した管理者はいずれも「近隣に代替路線があること」,「利用者が極めて限定的であること」を条件として廃止対象を決定していた.そのため, 2.最適道路網整備戦略決定手順の開発 1.の成果に基づいて,最適道路網整備戦略決定手順の開発検討を行った.ここでは拡張費用便益分析に採用された2つの機能群についてネットワークデザイン問題に導入する方法を検討し,モデルを構築した.また,簡単な仮想ネットワークを用いてモデルの挙動を確認した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究は計画通り進展している.進捗に問題はないと考える.
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今後の研究の推進方策 |
計画通りに研究が進捗しており,期間内に明らかにする内容で示した項目についても円滑に進捗できると考えている.
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