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2016 年度 実績報告書

光遺伝学技術を用いた線虫の個体寿命の時間特異的な制御機構の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16H06850
研究機関浜松医科大学

研究代表者

堀川 誠  浜松医科大学, 医学部, 特任助教 (50775997)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード老化
研究実績の概要

青色光刺激による立体構造の変化によりダイマーを形成して転写因子として機能するGAVPOタンパク質 (Gal4-VVD construct to generate a synthetic protein)を線虫に導入するため、GAVPOに含まれるGAL4転写因子をQF転写因子に置換する遺伝子改変を行った。また、青色光刺激による遺伝子発現を簡便に確認するため、オペロンを用いた同一mRNAより2種類のタンパク質を独立して発現可能なシステムをレポーター系に導入した。同様に、代表的な寿命制御遺伝子であるDAF-16/FOXOを筆頭に複数の寿命制御遺伝子をレポーター系に導入した。これらの改変遺伝子を線虫にマイクロインジェクションにて導入を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

青色光刺激により転写を活性化するGAVPOタンパク質 (Gal4-VVD construct to generate a synthetic protein)に導入されているGAL4/UAS転写制御システムが、予備実験などにより線虫において安定的に機能しない事が分かり、そこで線虫においても機能する事が報告されているQF/QUASに転写制御システムを切り替えるためにプラスミドなど実験系の再構築を行う必要が生じたため。

今後の研究の推進方策

実験系の構築に関しては、作成したプラスミドを順次線虫に導入して試験を行う。寿命測定に関しては、従来の目視による寿命測定に加え、ワシントン州立大学 Dr. Matt kaeberlei氏との共同研究として導入した線虫自動寿命測定装置を利用する事で、効率化に努める予定である。線虫寿命測定装置は導入済みであり、現在装置の最適化を行っている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ワシントン大学(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      ワシントン大学

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公開日: 2018-01-16   更新日: 2022-01-28  

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