研究課題
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動かない植物にとって、適切な季節に花を咲かせ、種子を残すことは最重要課題である。季節を読む機構として概日時計による日長測定を基盤とした光周性が知られている。季節変化は生息地により変化するため、概日時計は頑健な日周変動と柔軟な季節変動の両方に適応する必要がある。本研究では日本産のアオウキクサを用いて、日長応答の限界日長と概日時計の周期に負の相関があることを見出した。このことは、概日時計の柔軟な周期変化が限界日長の地域適応を可能とすることを示唆している。
植物時間生物学