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2017 年度 研究成果報告書

皇室の土地所有に関する一考察―神話の地に置かれた御料地はなぜ短期間で処分されたか

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06879
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 日本史
研究機関京都大学

研究代表者

池田 さなえ  京都大学, 人文科学研究所, 助教 (10781205)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード皇室財産 / 御料地 / 伊勢・志摩御料地 / 諸県御料地 / 山林
研究成果の概要

①1880年代の御料地設置を求める議論の中では、伊勢や宮崎のような天皇家の神話にまつわる地を推す意見は少数であったことを明らかにした。②伊勢・志摩御料地(三重県)では式年遷宮の用材を供給するなど、伊勢神宮との関わりの深い経営がなされていたわけではなく、地元の需要に供する農業や林業が行われていたこと、諸県(もろかた)御料地(宮崎県)では、当時日本において重要な産業であった樟脳生産を目的とした樟樹栽培が行われていたことを明らかにした。③両御料地とも処分の原因は極端な赤字にあり、それに対する反対論は見られなかった。

自由記述の分野

日本近代史

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公開日: 2019-03-29  

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