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2017 年度 研究成果報告書

アリストテレス自然学のアラビア語およびラテン語における伝承の文献学的研究

研究課題

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研究課題/領域番号 16H06997
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 科学社会学・科学技術史
研究機関広島大学

研究代表者

三村 太郎  広島大学, 総合科学研究科, 准教授 (50782132)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワードアラビア語写本 / イスラーム科学史 / アリストテレス自然学
研究成果の概要

アッバース朝宮廷占星術師マーシャーアッラーフに帰せられた『天球について』アラビア語テクストの校訂とその英訳を完成させた。さらに、本作品の内容を分析することで、真の著者ドゥーナシュ・イブン・タミームの宮廷科学者としての役割が見えてきた。ドゥーナシュは『天球について』において天体運動を含めた自然現象の発生過程をギリシャ哲学や天文学の知識を使って合理的に説明し、このような合理的で素晴らしい世界を創造できるのは、全知全能の唯一神しか不可能である、という議論を展開することで、神の一性を証明しようとしたことが分かった。

自由記述の分野

古代中世科学史・アラビア語文献学

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公開日: 2019-03-29  

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