本研究は不合理または病的な信念についての2つの研究プロジェクトから構成されている。プロジェクト1では「信念の原因」に焦点を当て、妄想的な信念が形成されるプロセスについて研究を行う。プロジェクト2では「信念の結果」に焦点を当て、信念と振る舞いとの間の不整合性について研究を行う。1年目はプロジェクト1を中心に研究を進め、妄想的信念についての「ハイブリッド理論」を提示した。2年目はプロジェクト2を中心に研究を進め、「PPR説」によって信念と振る舞いとの不整合性を説明できることを示した。これらの成果を含む2冊の書籍(Routledge及びPolity)が近く出版予定である。
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