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2016 年度 実績報告書

無血清培養系での口腔癌患者由来活性化リンパ球からのiPS細胞の樹立とその治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 16H07003
研究機関広島大学

研究代表者

赤木 恵理  広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (80778027)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード末梢血由来単核球 / ヒトiPS細胞 / インテグレーションフリー / 無血清培養 / センダイウイルス
研究実績の概要

本研究は、インテグレーションフリー・無フィーダー・無血清培養条件で誘導したヒトiPS細胞(hiPSC)を細胞傷害活性の高いリンパ球に再分化させ大量培養し、口腔癌の免疫細胞治療へ応用することを目的としている。本年度は、インテグレーションフリー・無フィーダー・無血清培養条件での末梢血単核球(PBMC)由来hiPSCの誘導法の効率化を検討した。口腔癌患者から採取したPBMCを、IL-2を添加した無血清培地RD5F(当研究室で開発)にて初代培養を行い増殖した活性化リンパ球にインテグレーションフリーのセンダイウイルスベクターSeVdpを用いて初期化4遺伝子を導入し、無血清培地hESF9(当研究室で開発)を用いてlaminin-E8上に播種しPBMC由来hiPSCを樹立した。更に効率よくhiPSCを誘導するために条件検討を行った。
①分離したPBMCを0、3、6日の各日数で初代培養しSeVdpに感染させた。
②SeVdp感染時のMOIを3、6、9の各種濃度とした。
③SeVdp感染後の細胞を100000、200000、500000 cells/wellの各密度で6wellプレート1wellに播種した。
これらの条件検討から、PBMCを6日間初代培養し、SeVdpをMOI6で感染させ、100000 cells/wellの密度で播種した条件が最も効率良くhiPSCを誘導できることが示された。さらに誘導されたPBMC由来hiPSCの未分化性の評価をRT-PCR法および蛍光免疫染色法にて検討した。誘導されたhiPSCは未分化マーカー遺伝子および蛋白発現を示した。また三胚葉への分化多能性をin vitroでは胚様体培養法を用い、in vivoではSCID mouseでのテラトーマ形成能を用いて評価したところ、いずれにおいても三胚葉への分化能を有していた。

現在までの達成度 (段落)

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

今後の研究の推進方策

翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。

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公開日: 2018-01-16  

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