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2017 年度 研究成果報告書

多彩な反応性を保持するがん特異的キメラ抗原受容体レパトアの作成

研究課題

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研究課題/領域番号 16H07025
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 血液内科学
研究機関愛媛大学

研究代表者

越智 俊元  愛媛大学, 医学系研究科, 講師 (10571086)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワードキメラ抗原受容体 / 一本鎖抗体 / NY-ESO-1
研究成果の概要

免疫療法はがんに対する新たな治療法として確立された。本研究課題では、抗体を用いた免疫療法の治療効果に大きく影響する一本鎖抗体 (scFv)に着目する。そして、キメラ抗原受容体T細胞 (CAR-T細胞)と、がん細胞に特異的に発現するNY-ESO-1をモデルとして、我々独自のscFv作製技術を確立する。この技術をもとにCAR-T細胞として様々な標的反応性を誘導するがん特異的scFvレパトアを作製し、ヒト免疫細胞を用いたトランスレーショナルリサーチを実施する。そしてがんに対するそれぞれの抗体療法に合わせて最も適したscFvを選択できる技術として発展させ、抗体医薬品開発の進展に繋げる。

自由記述の分野

血液内科学、腫瘍免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々が確立した新規技術を用いれば、scFv内の可変領域配列を自由に変化させることで、scFvの標的認識様式を繊細に調律することが可能となる。そして、CAR-T細胞の抗がん活性を指標としながら新規scFvを作製・同定することが可能となる。本技術を応用すれば、様々な抗体製剤の治療効果に主眼においたこれまでにはない迅速かつ網羅的な抗体医薬品作製が可能となるため、がんを含めた難治性疾患に対する免疫療法製剤開発の領域におけるインパクトは大きく、社会的意義も高いと考えられる。

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公開日: 2019-03-29   更新日: 2021-02-19  

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