①家族のケアの外部化・資格化のプロセスと内容を明らかにした。ケアの外部化現象は月嫂から始めていた。育児嫂・医療養老護理員も類似のプロセス(市場需要、民間企業の養成・派遣、政府の介入)を辿っている。三つの養成内容の共通点は、西洋近代医学の内容が多さである。②家事・ケア労働者の実践も考察した。養成訓練時に、生徒らが国家資格を取得するため積極的に学んでいる。職場においては、これまでの学びに批判し、新技術を作り出す人もいる。③外部化・資格化の影響・問題点についても分析した。影響は都市部女性の高い就業率の維持と地方女性の就業率の増大である。問題点は人手不足・サービスの質の低さ、法律・規定の不備等である。
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