研究成果の概要 |
肝癌に対する生体肝移植後1.VETC(+, 17例)と VETC(-, 95例)では、腫瘍径5cm以上(p<0.05)、低分化度(p<0.05)、脈管侵襲有り(p<0.01)、VETC(+)では有意に腫瘍径が大きく、低分化で脈管侵襲があり、病期は進行していた。2.5年無再発生存率、5年全生存率はVETC(+)とVETC(-)ではそれぞれ52.9% vs 85.0%( p<0.001)、70.1% vs 91.3%( p<0.01)と、VETC(+)群で有意に不良であった。結果としてVETC構造をもつHCCは肝移植術後無再発生存率、全生存率ともに不良であった。
|