• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

硫酸カルシウム連通多孔体からの炭酸アパタイト連通多孔体の創製

研究課題

研究課題/領域番号 16H07061
研究機関九州大学

研究代表者

Tripathi Garima  九州大学, 歯学研究院, 学術研究員 (10784259)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワードリン酸カルシウム / 炭酸アパタイト / 骨補填材 / 硫酸カルシウム / 組成変換
研究実績の概要

本研究では石膏連通多孔体から炭酸アパタイト連通多孔体を調製し、迅速に骨に置換される炭酸アパタイト連通多孔体を創生することを目的とする。
昨年度において調製した炭酸アパタイト多孔体の動物を用いた評価を行った。調整した炭酸アパタイト多孔体および、コントロールとして調製したハイドロキシアパタイト、β型リン酸三カルシウムの多孔体をそれぞれウサギ大腿骨頭に形成した骨欠損部に埋入した。埋入した炭酸アパタイト多孔体のサイズは、φ7×3mmであり、形成した骨欠損部のサイズは、φ7.25×3である。一定期間(2週、4週、8週)経過後に過麻酔により、ウサギを安楽死させた後。試料を周囲組織ごと一塊に取り出した。取り出した組織はホルマリン固定後、上昇アルコール系にて脱水したのち、脱灰し、マッソンゴールドナー染色を行い、骨形成率について病理組織学的に検索した。炭酸アパタイト多孔体は、2週においても、骨が空孔内に侵入している様子が観察された。4週においては、中心部のごく一部を除いて空孔内への骨侵入が観察されるだけでなく、試料の骨置換を示すハウシップ窩が至る所に観察された。8週においては、より顕著に観察され、骨への置換が盛んに起きている様子が観察された。一方で、ハイドロキシアパタイトの場合、4週時において、中心部近傍まで骨の侵入を認めるが、試料の骨置換は全く観察されなかった。β型リン酸三カルシウムの場合、骨置換は観察されたものの、8週においては試料が大部分溶解しており、それに伴い、形成した骨の吸収・軟組織への置換が見られた。このことから、炭酸アパタイト多孔体の有用性が示された。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi