【目的】大量腸管切除後の肝障害(IFALD)におけるグレリンの効果を検討することで、短腸症候群の新たな術後管理法の開発につながる可能性があり、短腸症候群患児の健全な発育に寄与することができると考えた。方法】SD ratで大量腸管切除+TPNモデルを作成。グレリン投与群(SBS/TPN/Ghrelin)、グレリン非投与群(SBS/TPN)、sham群(カテ挿入・腸管切離および吻合のみ)を作成した。【結果】SBS/TPN/Ghrelin群においてSBS/TPN群と比べて肝逸脱酵素が改善し、肝臓の脂質沈着が有意に抑制された。【結語】グレリン投与は短腸症候群の新たな治療法となる可能性がある。
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