研究課題
研究活動スタート支援
ヒトを対象とした先行研究において逆流性食道炎などによって消化管へ酸刺激が加えられた際に唾液分泌と嚥下が惹起される現象を認めたが、その詳細は未解明である。本研究は、難治性てんかんの電気刺激法を応用し、内臓感覚の賦活化による唾液分泌と嚥下機能を促進する機序を検討した。その結果、迷走神経の電気刺激が唾液分泌や嚥下を促進した。以上により、迷走神経刺激による内臓感覚の賦活化が顎口腔機能の制御に関与する可能性が示唆された。
歯科矯正学