非アルコール性脂肪肝炎(nonalcoholic steatohepatitis: NASH)は生活習慣病に強く関連し,肥満の増加に伴い増加している肝疾患である.非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の進展には、エンドトキシン(ET)が関連していることが報告されている.高脂肪食モデルマウスを用いた検討においてギンギバリス菌由来LPSによる肝障害は自然免疫系の受容体であるToll-like receptor 2,4を介し,また肝障害にはSTAT3を介したNF-kB経路が関与していた.臨床検討では歯周ポケット4mm以上が10か所以上あるNASH患者は有意にギンギバリス菌への感染が高いことを発見した。
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