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2016 年度 実績報告書

子ども期の大規模災害経験を乗り越え心的外傷後成長(PTG)へつながる要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16H07109
研究機関横浜市立大学

研究代表者

本多 由起子  横浜市立大学, グローバル都市協力研究センター, 特任助教 (90782219)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード社会疫学 / メンタルヘルス / PTG / 心的外傷後成長 / 国際保健 / 災害
研究実績の概要

地震、津波等の自然災害による苛烈な出来事は、人々の生命と健康に対する重大な脅威である。中でも次代を担う子どものメンタルヘルスへ及ぼす影響は深刻であり、その対策は公衆衛生上の大きな課題の1つである。これを踏まえて、本研究は、子ども期に甚大な災害を経験した対象者とその保護者のPosttrauamtic Growth (PTG)の実態や関連要因を明らかにする目的で開始された。
【初年度(H28年度)】はじめに文献レビュー、調査地の情報収集を行い、最終的な調査対象地域として、2015年に地震に被災したネパールを設定した。次に、ネパールにおける研究協力先・研究拠点開拓のため、現地コミュニティを複数回訪問し、ネパールの国立大学医学部精神医学領域との共同研究を照会、協議を経て最終的に合意を得た。さらに調査実施のカウンターパートとして現地のNPOを開拓、協議を重ね、こちらも研究協力の合意を得た。
その後の経過として、H28年10月頃、現地協力先の組織内事情により一時的に調整を見合わせるべき事案が発生したため、年度内に予定していたインフォーマルインタビューの計画・準備・インタビュー実施にかかる役割分担などの各種調整をやむなく一度延期せざるをえなくなった。このため、H28年度に予定されていた研究内容の一部を次年度まで延長し、並行して行う必要性が生じ、同内容による延長を依頼し、受理された。
現地状況が回復した後に、保留となっていた一部の初年度予定の遂行を再開した。大学関係者、NPO関係者を中心とした、インフォーマルインタビュー調査を企画・実施し、次年度予定である尺度翻訳過程への準備を推進した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

H28年10月頃、現地協力先の組織内事情により一時的に調整を見合わせるべき期間が発生したため、年度内に予定していたインフォーマルインタビューの計画・インタビュー実施にかかる役割分担などの調整をやむなく延期せざるをえなくなった。このためH28年度の予定の一部を次年度に延長し並行して行う必要性が生じ、同内容を依頼し受理された。

今後の研究の推進方策

現地協力先の組織事情の状況回復を待ちながら、メール、Skype会議などを中心に担当者とのコンタクトを積極的に継続する。状況回復後、ただちに現地を再訪、初年度の一部予定の運用を再開し、大学・NPO関係者を中心にインフォーマルインタビュー調査を企画・実施し、次年度計画である尺度翻訳過程への準備を完了する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Tribhuvan University/TPO Nepal (TPO Alliance)(ネパール)

    • 国名
      ネパール
    • 外国機関名
      Tribhuvan University/TPO Nepal (TPO Alliance)

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公開日: 2018-12-17  

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