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2017 年度 実績報告書

子ども期の大規模災害経験を乗り越え心的外傷後成長(PTG)へつながる要因の検討

研究課題

研究課題/領域番号 16H07109
研究機関横浜市立大学

研究代表者

本多 由起子  横浜市立大学, グローバル都市協力研究センター, 特任助教 (90782219)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード社会疫学 / メンタルヘルス / PTG / 心的外傷後成長 / 国際保健 / 災害
研究実績の概要

本研究は子ども期に甚大な災害を経験した対象者と保護者のPosttrauamtic Growth (PTG)の実態や関連要因を明らかにする目的で開始された。初年度レビュー結果より対象国をネパールに確定したが、調査実施にあたり国際尺度Expanded Version of the PTGI (PTGI-X)、Revised Posttraumatic Growth Inventory for Children (PTGI-C-R)のネパール語版が存在しなかったため、調査必須過程として本課題でネパール語翻訳と妥当性検証を行うことした。
【尺度翻訳】複数の翻訳者(n=2)により英語版をネパール語に翻訳、バイリンガル研究者(n=4)により社会文化的背景を考慮して統合した。ネパール語版が対象者に理解しやすいか検討するため、背景の異なる集団を対象にFocus Group Discussion (FGD)で検証した。(n=132: 成人86名/10FGD・子ども46名/6FGD)次に最初の翻訳過程に携わらず、かつ元の英語版を知らない別の翻訳者によりネパール語版を英語へ逆翻訳し、得られた英語版とオリジナルの英語版を照合して最終版とした。【妥当性検証】Purposive Samplingでサンプリングした対象者に対し、ネパール語版を用いた質問紙調査を実施した。(成人n=200, 子どもn=201)回答者はKavrepalanchowk (50.0%)とSindhupalchowk(50.0%)に居住、男女比は成人(男58.0%・女42.0%)子ども(男37.8%・女62.2%)だった。PTGIのクロンバックのαは0.89で、探索的因子分析では7因子(factor loadings>.4)が抽出された。英語版(5因子)とは異なる構造を持つ可能性が示唆されたため、確証的因子分析による解析中である。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Tribhuvan University/TPO Nepal / TPO Alliance(ネパール)

    • 国名
      ネパール
    • 外国機関名
      Tribhuvan University/TPO Nepal / TPO Alliance

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公開日: 2018-12-17  

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