今後の研究の推進方策 |
本研究は、CMCにおけるタスク活動のうち、スピーキングやライティングへの影響を解明するために3種類の検証を計画している。すなわち①「非同時型CMC」であるフォーラムと対面活動を比較した研究、②CMCがオーラルコミュニケーションの発達の変化に及ぼす影響を検証する研究、③CMCがライティングの発達の変化に及ぼす影響を検証する研究である。本年は③を行う予定である。
CMCとライティングへの変化を検証するためにオーラルコミュニケーション同様、事前テストのあと3種類のタスク(Interview, Narration, Decision Making)を行う。事後テストを行い、正確性や産出量、語彙の多様性、構文の複雑性の変化を明らかにする。結果をタスクごとにまとめ、オーラルコミュニケーションの発達の変化と比較しながら、CMCの特徴とタスク活動を考察する。昨年度までの結果をもとに、チャットやフォーラムで、タスク活動が与える対面活動へのスピーキングやライティングの技術の向上との関係性を明らかにし、最終的な目標を達成する予定である。
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