本研究では、博士後期課程で開発した成人発症の1型糖尿病患者を対象とした「1型糖尿病患者のresilienceを高める教育プログラム」の効果を検討することを目的とした。本年度は高知県立大学研究倫理審査の承認の後、研究協力を依頼する施設で倫理審査を申請した。外部からの介入研究であることから、倫理審査承認にあたり約1年の月日を要した。倫理審査承認後、研究協力施設の担当医師に協力を得て、現在研究協力者を選定している段階である。また、対象者が1型糖尿病を発症後1年以内であることから、研究協力者の選定に時間を要した。以上のことから、研究目的である「1型糖尿病患者のresilienceを高める教育プログラム」の効果検証まで至らなかった。今後は、研究協力者の選定を継続し、「1型糖尿病患者のresilienceを高める教育プログラム」を実施し、その効果を検討していきたい。
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