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2017 年度 研究成果報告書

知的自律性についての理論的・実践的研究―認識論と教育論の学際研究に向けて―

研究課題

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研究課題/領域番号 16H07156
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分補助金
研究分野 哲学・倫理学
研究機関敬愛大学

研究代表者

佐藤 邦政  敬愛大学, 国際学部, 講師 (50781100)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード知的自律性 / 応答責任 / 問答 / 認識的傷つきやすさ / 認識的行為者性 / 責任主義的徳認識論 / エリザベス・フリッカー / リンダ・ザグゼブスキ
研究成果の概要

本研究では、知的自律性の本性と価値について認識論と教育哲学の観点から検討した。まず、社会から切り離された個人をベースに考える過去の知的自律性概念について、現代認識論を精査・整理しながら批判した。次に、知的自律性を個人相互の問答における応答責任の観点から捉え、行為者性を組み込む新たな責任主義的アプローチの可能性を提示した。次に、認識的他者関係の中での認知的自己の発達について、教育哲学的観点から検討した。具体的には、他者の批判や疑問に対する認識的傷つきやすさを明確にする一方、問答の一参加者として認められていくことで認知面での自律的自己形成が促されることを示唆した。

自由記述の分野

認識論、教育哲学

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公開日: 2019-03-29  

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