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2017 年度 実績報告書

中央アンデス牧民社会における土地利用と「先住民共同体」に関する人類学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16H07160
研究機関青山学院大学

研究代表者

鳥塚 あゆち  青山学院大学, 国際政治経済学部, 助教 (70779818)

研究期間 (年度) 2016-08-26 – 2018-03-31
キーワード文化人類学 / アンデス / 先住民共同体 / 土地利用 / 牧畜文化 / 再区分問題 / ペルー
研究実績の概要

本研究は、アンデス牧民社会における土地利用の変化と国家における「先住民共同体」の今日的意味を明らかにすることを目的としている。本年度は、研究対象の牧民共同体でフィールドワークを実施し、実測データをもとに放牧地区画の作成・分析を行い、土地利用の変化と問題について考察した。
具体的には、8~9月にかけての約4週間で現地調査を実施し、共同体内の牧草地範囲の実測をハンディGPSを使用して行った。様々な制約により実測できたのは3区画のみであったが、実測データを地図上にプロットしてデータ化した結果、区画面積に明らかな差異があることを定量的データとして示すことができた。
さらに、区画の境界に対する認識、土地の再区分問題について、共同体および牧畜という生業に対する考えについて、聞き取り調査を行った。20年前に行われた共同体の土地区分について、面積だけではなく区画の割り当て方法にも依然として不満が残っていること、合意されたはずの境界線を「慣習」を理由に越境する場合があり、区画の境界をめぐる軋轢が存在することを確認した。また、生業の基盤となる牧草地を「自身の区画」として持たない若者世代の不満が、再区分問題へとつながったと考えられる。20年前の決定・記録が正式なものであるのかについても意見が分かれており、これは先住民共同体の土地売買とも絡む複雑な問題であることが明らかとなった。
現地調査を含む研究成果のうち、牧草地利用の変化と区画の認識については学会発表を予定している。また、来年度に刊行される学術書と学術雑誌においても論文のかたちで発表予定である。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2018 2017

すべて 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 先住民共同体における牧草地の分割と境界の認識:ペルー南部高地牧民共同体の事例から2018

    • 著者名/発表者名
      鳥塚あゆち
    • 学会等名
      日本ラテンアメリカ学会第39回定期大会
  • [学会発表] 日帰り放牧の実践から探る家畜群・牧草地管理の方法:アンデス牧民共同体を事例として2017

    • 著者名/発表者名
      鳥塚あゆち
    • 学会等名
      日本ラテンアメリカ学会第38回定期大会
  • [学会発表] Como es la "Comunidad Campesina" de Peru y como es la "comunalidad" en la comunidad de los pastores andinos?2017

    • 著者名/発表者名
      鳥塚あゆち
    • 学会等名
      アンデス・アマゾン学会第6回研究大会
    • 国際学会
  • [学会発表] Cambios en la comunidad pastoril y pensamiento de los jovenes: el caso de una comunidad campesina de Cusco2017

    • 著者名/発表者名
      鳥塚あゆち
    • 学会等名
      Simposio Internacional de los Andes y la Amazonia
    • 国際学会
  • [図書] 『熱帯高地の世界:高地文明の発見にむけて』山本紀夫(編)(「アンデス高地における牧民の生活:リャマ・アルパカ利用と日帰り放牧」執筆)2018

    • 著者名/発表者名
      鳥塚あゆち
    • 総ページ数
      印刷中
    • 出版者
      ナカニシヤ出版

URL: 

公開日: 2018-12-17  

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