研究課題
研究活動スタート支援
若年層と全年齢を対象とした比較可能なオンライン世論調査を実施し,有権者のイデオロギーの形成過程について分析した。その結果,(1) 争点態度のイデオロギー的一貫性は青年期だけでなくその後も上昇する傾向がみられること,(2) 右翼的権威主義および社会的支配傾向という権威主義的志向と保守主義の関連が青年期の時点で認められること,を明らかにした。これらの分析結果からは,有権者のイデオロギーの形成において,政治エリートの影響と個人の心理的因子の影響がともに重要であることが示唆される。
政治学