好塩基球除去マウスを用いて、自然免疫依存性のパパイン誘発アレルギー性結膜炎モデルを作成し、好酸球の浸潤が好塩基球の除去により有意に抑制されることを発見した。また、2型自然リンパ球(ILC2)除去マウスを用いてパパイン誘発結膜炎モデルを作成し、好酸球の浸潤数を比較検討したところ、ILC2除去前と比較して有意に好酸球の浸潤数の減少を認めた。さらに2型免疫反応起始サイトカインIL-33を欠くマウスにおいて結膜ILC2細胞の活性化が有意に抑制されていることを発見した。VKC患者由来の結膜巨大乳頭組織からフローサイトメーターを用いて、慢性重症アレルギー性結膜炎組織におけるILC2細胞の存在を同定した。
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