口腔内細菌P. gingivalisが産生する揮発性硫化物によるチタンの耐食性への影響について評価検討を行った。 P. gingivalisを純チタンの組成分析、構造変化の調査、表面反応を検討した。 評価は7日と14日で行った。硫化物を測定したところ、細菌の培養後の溶液か らは十分の硫化水素とメチルメルカプタン類が検出され た。結果として、14日間という浸漬期間ではP.gingivalisの放出する揮発性硫化物によるチタンの腐食は 見られなかった。変色、光沢 度の変化、チタンの溶出は見られなかった。しかし、チタンの表面からは溶液中に含まれている硫黄が検出された。
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