簡易なPBLを実現するために,マンガケース教材を利用したPBL教材を開発した.そして,実験により以下の結果を確認した.①提案手法により,「1.課題発見力」や「4.情報を見極める力・発想力」などの一連のPBLスキルを育成できること.②提案手法により,育成するPBLスキルをコントロールできること.③提案手法によるPBLは2コマ(1.5時間×2回)程度の時間で実施できること. 一方で,「目標設定力」などの一部の項目に関して,学びや気づきが得られないなどの課題が残った.しかしながら,原因の分析結果から,設問の改善を行うことで,対応が可能であると考えられる.
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